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くじら肉は、低カロリー、低脂肪、高タンパク質という三拍子が揃ったへルシー食品。さらにビタミンAが豊富で、現代人に不足しがちな鉄分やコラーゲンもたくさん含まれています。そしてくじらはアレルゲンが少なく、牛、豚、鶏、卵などでアレルギーが出てしまう方でも、くじら肉ならほぼ大丈夫。アレルギー症状をおこすことが少なく、タンパク質源のアレルギーに悩む人の代替食としても利用されています。
しかし、くじら肉の凄さは、それだけではありません。実は、それほど知られてはおりませんが、くじらはミンククジラで 50歳、シロナガスクジラで 120歳と言われているほどに長寿。しかも驚くことに、死ぬまで子供を産み、生殖能力に老化がないとされています。このように、クジラの生態はまだ解明されていないことが多く、驚くべき事実がまだまだ数多く隠されているのではないかと言われているのです。
その中でも注目を集めているのが、クジラの持っているアミノ酸物質「バレニン」です。疲労回復効果(乳酸の分解)、認知症・もの忘れの予防改善、活性酸素(老化物質)の除去といった効果が報告されており、注目すべき栄養源として、クジラが持っているさまざまな不思議なパワーの源泉なのではないかと大きな期待が寄せられています。