鯨肉の中でもよく親しまれている部位が「赤肉(赤身)」です。

脂肪が少なく引き締まった身質と、しっかりとした旨味が特徴で、高タンパク・低脂質で、鉄分やバレニンなどの栄養も豊富です。
本記事では、鯨赤肉の部位や特徴、栄養価、おすすめの食べ方までわかりやすく解説します。
鯨の赤肉(赤身)とは?クジラのどの部分?
鯨の赤肉とは、背側・腹側の大きな筋肉を指し、鯨肉の中でも広く流通している代表的な部位です。

脂肪分が比較的少なく、赤身ならではの引き締まった食感が特徴です。
赤身の色が濃いのは、筋肉中に含まれるミオグロビンという成分によるもので、これは水中に潜るクジラやイルカに特に豊富に含まれています。
鯨赤肉の味・食感や特徴

鯨の赤肉は脂肪分が比較的少なく、引き締まった食感が特徴の部位です。 濃い赤色をしており、あっさりとした中にもコクのある味わいが感じられます。
加熱しすぎると硬くなりやすい性質があるため、生のままか、火を通しすぎない調理法が適しています。
鯨赤肉の栄養価
鯨赤肉は、日々の食事に取り入れやすい栄養バランスを持つ食材です。その主な成分や特徴について、順に見ていきましょう。
高タンパク・低脂質
鯨赤肉は良質なたんぱく質を豊富に含み、脂肪分が控えめな部位です。
たんぱく質は筋肉や皮膚、臓器など体を構成する重要な栄養素であり、日々の健康維持に欠かせません。
また、脂質が比較的少ないため、エネルギー摂取を抑えながら栄養を取り入れたい場合にも適しています。
鉄分(ヘム鉄)
鯨赤肉に含まれる鉄分は、動物性食品に多い「ヘム鉄」として摂取できるのが特徴です。
鉄は体の様々な部位へ酸素を運ぶ機能に関わる栄養素で、日々の活動を支える基本的な働きを持っています。
動物性食品に多いヘム鉄は吸収されやすいとされており、食事から効率よく鉄分を取り入れたい方に向いている栄養と言えます。
ビタミンB群を中心としたビタミン類
鯨赤肉には、ビタミンB群をはじめとする各種ビタミンが含まれています。
ビタミンB群は、糖質や脂質、たんぱく質の代謝に関わる栄養素で、体内でエネルギーを生み出す過程を支える働きがあります。
日々の食事の中でこれらのビタミンをバランスよく取り入れることは、健康的な食生活を整えるうえでも大切なポイントです。
イミダゾールペプチド(バレニン)
鯨肉には、イミダゾールペプチドの一種である「バレニン」が含まれていることが知られています。バレニンは筋肉中に存在する成分で、鯨に特に多く含まれています。
バレニンの働きや栄養価については、共同船舶の所社長がこちらの動画で詳しく解説しています。
動画でも触れられているように、鯨赤肉には100gあたり1g以上のバレニンが含まれており、鯨肉特有の成分として注目されています。
鯨赤肉を日々の食事に取り入れることで、こうした栄養成分を効率的に摂取することができます。
鯨赤肉は機能性表示食品として認められている
鯨赤肉は栄養価が高いだけでなく、機能性表示食品としても注目されています。
共同船舶株式会社が「ウェルネスフードアワード2025 ミール部門」で金賞を受賞した「凍温熟成鯨赤肉」は、イミダゾールジペプチドを含むことによる機能性が認められ、機能性表示食品制度のもとで受理されています。
これは、科学的根拠に基づき、日常生活における疲労感の軽減などの機能を表示できることを意味します。
単なる高タンパク食材ではなく、健康維持を意識した食品としての価値も評価されています。
鯨赤肉のおすすめの食べ方を解説
鯨の赤肉は脂肪が少なく、たんぱく質や鉄分を豊富に含む赤身部位です。
脂が少ない分、加熱しすぎると水分が抜けて硬くなりやすいという特徴がありますが、その一方で素材そのものの旨みやコクをしっかり感じられるのが魅力です。
おすすめの食べ方は、刺身やたたきのように生に近い状態で味わう方法、表面だけをさっと焼くレアステーキ、昔ながらの竜田揚げなど。
こちらの動画では、鯨赤肉ステーキの味わいや食感について、実際に試食された方の感想とともに紹介しています。
刺身からステーキまで、赤肉はシンプルな調理だからこそ奥深い味わいが引き立ちます。鯨ならではの赤身の魅力を、ぜひじっくりと味わってみてください。
鯨の赤肉を使ったレシピも紹介しています↓