尾の身(尾肉)は、鯨肉の中でも特に希少性の高い最高級部位です。独特のとろけるような食感と上品な旨みが特徴で、昔から親しまれてきました。

一方で、「尾の身とはどの部位なのか」「どんな味なのか」「どうやって食べるのが美味しいのか」と、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、尾の身の部位や高級とされる理由、味・食感の特徴に加え、家庭でも楽しめる調理方法まで、わかりやすくご紹介します。
尾の身(尾肉)とは?クジラのどの部分?
尾の身(尾肉)とは、クジラの背側の肉の中でも、尾の付け根から背びれにかけての、特に脂乗りが良く、肉質に優れた部位を指します。

泳ぐ際に大きな力を使う尾部周辺に位置するため、身は引き締まりつつも、霜降り状の脂がバランスよく入り込んでいるのが特徴です。
筋肉の繊維がきめ細かく、霜降り状の脂が入ることで、やわらかさとコクのある旨みを感じやすい部位とされています。
映像で見るとよりイメージしやすくなります。(尾の身は4:27~)
動画内では、鯨の各部位が映し出されており、尾の身(尾肉)についても紹介されています。
尾の身は赤身と脂のバランスが非常に良く、他の部位にはないなめらかな口当たりが特徴です。一般的には「尾の身」または「尾肉(おにく)」と呼ばれ、鯨肉の中でも別格の存在として扱われています。
クジラ1頭から取れる尾の身の量はごくわずかで、全体の中でも数%程度しか取れない希少部位です。その希少性の高さもあり、古くから高級部位として珍重され、特別な場で提供されることが多い肉として知られています。
尾の身が「高級部位」と言われる理由
尾の身(尾肉)がクジラ肉の中でも「高級部位」とされる理由は、希少性の高さと品質の良さにあります。
尾の身は、クジラが泳ぐ際に大きな力を生み出す部位で、筋肉がよく発達している一方、霜降り状に脂が入り込むという、他の部位にはない特徴を持っています。この赤身と脂の絶妙なバランスが、尾の身ならではの上品な味わいを生み出しています。
また、尾の身は1頭のクジラから取れる量がごくわずかで、全体の中でも数%程度しか確保できません。需要に対して供給量が非常に少ないため、自然と価値が高まり、古くから特別な場で扱われる部位として珍重されてきました。
こうした評価の高さは、市場での取引価格にも表れています。
過去には、初競りなどで尾の身が1kgあたり数十万円、最高で80万円という非常に高額で落札された例もあり、その様子はこちらの動画で見ることができます!
このように、希少性・品質・市場評価の高さが重なり合うことで、尾の身はクジラ肉の中でも特別な「最高級部位」として位置づけられているのです。
尾の身の味・食感の特徴
尾の身(尾肉)の最大の特徴は、とろけるような口当たりと、クセの少ない上品な味わいです。赤身が主体でありながら、霜降り状に入った脂が舌の上でなめらかに溶け、鯨肉特有の臭みを感じにくい部位とされています。
また、しっかりとした弾力がありつつも、噛むほどに柔らかさを感じられる点も尾の身ならではの魅力です。脂が多すぎず、後味が重くならないため、初めてクジラ肉を食べる方でも食べやすい部位とされています。

このような味と食感のバランスの良さから、尾の身は素材の良さがダイレクトに伝わる食べ方と特に相性が良いとされています。
なかでも、鮮度の良い尾の身は、繊細な甘みや旨みを楽しめる刺身で提供されることが多く、高級部位ならではの味わいを堪能できます。
尾の身はどう食べる?刺身を中心におすすめの食べ方を解説
尾の身(尾肉)は、その繊細な味わいと上質な脂を活かすため、刺身で食べるのが最も定番でおすすめとされています。
新鮮な尾の身は、口に入れた瞬間に脂の甘みが広がり、赤身の旨みと合わさって、なめらかにとろけるような食感を楽しめます。
素材そのものの良さがはっきりと伝わるため、高級部位ならではの味わいを堪能できる食べ方と言えます。
実際に尾の身が刺身として提供され、食べられている様子は、こちらの動画で見ることができます。
また、尾の身は刺身以外にも、軽く火を通す調理法とも相性の良い部位です。表面をさっと炙ることで、脂のコクを残しつつ香ばしさが加わり、生とは異なる風味を楽しめます。
その他にもレアステーキなどもおすすめですが、加熱しすぎると食感が損なわれやすいため、火加減に注意し、素材本来の旨みを活かす調理を意識することが大切です。
こちらの記事では、有名人が尾の身をはじめ鯨料理を味わう様子が紹介されています。尾の身を楽しむ場面の一例として参考にしてみてください↓